働く女性の歴史を知る

産業革命以前まで

古来より、女性は「外に出ずに生きるもの」という扱いがされていました。
最初から「意識的な女性差別」をしていたというわけではなく、子供を妊娠して出産するという特性上、男のように外で動物を狩りに行ったり、縄張り争い=戦争に参加したりというわけにもいかず、女性は家の中で生きるという役割を担っていくことになりました。
人間社会が宗教や文化、哲学などを発展させていくと、女性が家にいることに対しての「理由付け」にそれらが利用されることになり、いつしか「選択の結果」でしかなかったそうした振るまいが「善いこと」と定義されるようになり、そこから外れる女性は「秩序を乱すもの」として社会から冷遇されるようになってしまいました。
これを変えるきっかけになったのが18世紀の産業革命で、急激に増加する工業生産の担い手として女性が用いられ、女性の収入が増加し、女性の社会進出が若干ですが行われたのでした。

戦争が女性の社会参加を変えた

しかし、女性の社会進出といっても、世界が女性たちを真に「リーダー」や「社会の導き手」として認めたというわけではありませんでした。
労働環境や待遇は低いままでしたが、1914年に勃発した第一次世界大戦がその状況を変えました。
総力戦が唱えられた結果、欧州では男性が社会から戦場に駆り出され、その穴埋めとして女性の社会進出が加速しました。
この流れは第二次世界大戦によって更に加速し、戦後は世界各国の交流が増したために女性の価値観も多様化、自由化が進み、ビジネスに必要な知識や学力を得るための大学進学率も上昇、現代の女性社長やリーダーが出現する下地が醸成されていったのでした。
「下」に見られていた女性たちが社会に進出したきっかけ、それは皮肉にも「戦争」だったのでした。


知っておくことであなたの起業がもっと身近になる!

この記事をシェアする